ハプニング
制作年度:2008年
監督:M・ナイト・シャラマン
私はこういうの好きです。
とにかくラストまで作品に惹きこまれました。
"正体不明の攻撃者"
誰の仕業か?何の仕業か?
『人が突然死ぬ』
その結果に結びつく情報が何も無い。推測を巡らしてもそれは仮定でしかなく断言は出来ない。対処を間違えれば死が待っている。
その緊迫感と恐怖を味わえばいい。
・環境問題について考えるのも良い
植物が人間を敵とみなし自己防衛のために化学物質を出す。
人類に対する自然のアレルギー反応?
あるいは長年蓄積された人間の垂れ流す科学物質がついに浄化しきれず放出されたのか?
これが因果応報というものなのか
・慈愛の精神について語ってもいい
人間の持つ攻撃性、傲慢さ
その性質が強く現れた時、所詮は己を破滅に追いやる
自分を形作る自然や人や全ての物に慈愛の精神を忘れてはいけない。
謎解きを楽しむのもメッセージを読み解くのにも充分な素材が揃っています。
でも、この映画に完全なる答えを要求したら一気に駄作に成り下がるのではないでしょうか。
そもそも、答えというなら作中で早々から出ています
『科学は万能ではない』
全ての事象に全て解答が用意されているわけではないのだと言い切っています。
それでも人は解答を求める。
目の前に置かれた問題が解らないのは情報が足りないせいだ。
もっと情報を集めて完全なる論理が組み立てられたら対処しよう。
答えが解らない
意味が解らない
そう思っている私達観客の思考も実は監督が狙った演出の一部なのではないかとさえ思えます。
『そして惨劇は繰り返される』
ラストまでしっかりと緊迫感を残して観客の心をガッチリ掴んでいたと思います。
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